2010年6月19日土曜日

ブブゼラ大半が実は中国製

中国のたくましさ、したたかさを感じないだろうか。

日本のGDPを近い将来抜いてしまうだろう中国の原動力たるものの本質が垣間見られる。


広東省にある玩具メーカーは昨年の六月ころより、来るべき翌年のワールドカップをみこしてこの民族楽器を生産していたのだという。

ことの始まりは六年前に、とあるプラスチックメーカーの経営者が南アフリカのサボーターが吹いていたこの楽器に目を付けたのが始まりだという。
そして、製品化にむけて、サッカーのTV中継をみながら「あーでもないこーでもない」と試作を重ね、見よう見まねで完成を迎えたのだという。


そして、2010年の南アWに照準を合わせて生産量を上げ今では需要に追いつかないほどの注文を受けているというのだという。

恥ずかしながら私がブブゼラを知ったのは昨年の末頃のとあるスポーツ番組だったと記憶している。
その玩具メーカーは六年前より、ブブゼラというトレンドの到来を先読みしていたわけだ。しかも見よう見まねで世界シェアを取ってしまったのだ。

中国人の貪欲さ、具現化する勢いとたくましさをすごく感じた。

冒頭にも書いたが、近い将来GDP世界二位の日本は中国に抜かれることが必然とされている今日。アジアの金融ハブもシンガポールや上海、香港などに奪われ、企業のアジア支社も急速に日本離れが進み、先日の日経新聞の調べでも顕著に数字に現れていた。

調べによると、日本に拠点を置くことに魅力がないと、在日外資企業からのアンケートではっきりと突きつけられていた。

法人税は先進国と比べても甚だしく高く、何か物事を起こそうとしても既得権益を守る愚かな圧力が多分に存在する今の日本では、世界だけでなくアジアの周辺国に遅れを取るばかりだ。


そんな中のブブゼラの記事だが、一見ばかばかしく思うことも愚直なくらい取り組み、それを取り巻く環境(株主・関係団体・金融・自治体・政府)もバックアップする体制を、日本でも取り戻さないといけない。

そういえば「コーポレートブランド経営」の冒頭に書かれていたことが印象的だった。
80年代の日本が経済で世界を圧巻したとき、実は周回遅れにされていたアメリカを追い抜いて一周差を縮めたに過ぎなかった。けれども「日本」は気づかずおごり、いまやまたしても周回遅れにされたアメリカの背中が見えない状況にある。


話を戻して、モノマネモノマネと揶揄されがちの中国だが、愚直なくらい「ものづくり」に取り組む気持ちまでも、もはや日本は追い抜かれてしまったのではないかと少し大袈裟かもしれないが思ってしまった。(モノマネ
は、ルールの範疇でビジネスを営まないといけないというのはもちろんの前提で)

ばかばかしく思えることも愚直に企画を起こし、取り組み、そして具現化する気持ちを大事にしなければいけない。
なんだかそう思った週末だった。

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